タオと猫の庭

blogの引越しのお知らせ

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    ファゼンダ牧場のIさんと三姉妹が、ねこ助を連れてお引越しの日に
    雨の中、お別れに来てくれた。

    わたしの似顔絵を描いて…

    とってもすてきに描いてくれてありがとう。

    猫たち、そっくりです。クロとシロとノン。

    
    お知らせです。
    画像がいっぱいになったので、引っ越しを機に
    ブログもお引越しいたします。


         「安曇野の日々」  です。

                    

  「タオと猫の庭」を訪ねてくださった皆さま、ありがとうございました。











   
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# by f-azumi | 2015-08-31 20:57 | 暮らし | Trackback | Comments(0)

風に吹かれて

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   安曇野に越してきて、三週間ちょっとが過ぎました。
   写真は頭を隠した有明山です。


   この三か月間は、ふつうではないことが次々に起きて
 
   そのどれもがひとつづきではなくて、
   バラバラな夢の一部みたいな気がします。

   でもいつでも、だれかに助けてもらっていた、
   そう思える三か月でした。

   特に引越しに関しては

   たくさんの人から、
   抱えきれないほどの気持ちと言葉とをいただきました。

   最後の最後まで、友人たちに支えられて

   あたらしい場所に着地することができました。

   本当にありがとうございます。

   
   引っ越して一週間目、父が旅立ちました。

   父はわたしたちを待っていてくれ、

   ここに住む人たちとの縁をつないでくれました。

   ここでもまた、たくさんの人に支えられている、そう感じながらのあたらしい始まりです。


  
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    お葬式に来てくれたヤーマやたまちゃんたちと。


  
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    田舎道を駆けてくるたまちゃん。

    悲しかったときに、希望みたいに明るかった孫二人。

    そうそう、生きてるうちは、楽しく生きなくちゃ。




  
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    これから、わたしの師匠となる母の猫、キイちゃん。

    生き方じょうずの、たくましい子。



    キクトさんがいなくなったので
    
    その分、母のミヨコさんを支えて、わたしも畑を頑張ろうと思います。

    そのうちにまた

    あたらしい場所で、安曇野便りを綴ろうと思います。

    あたらしい風に吹かれて

    なつかしい場所で。

    またお知らせいたします。

    ありがとうございました。


      最後に、友人が贈ってくれたユーミンの歌が
      わたしの心にも響いたので、ここに。


   「水の影」

  たとえ異国の白い街でも
  風がのどかな隣町でも
  わたしはたぶん同じ旅人
  遠いイマージュ 水面に落とす

  時は川 昨日は岸辺
  人はみなゴンドラに乗り
  いつかはなれて 
  思い出に手をふるの


  立ち去るときの肩のあたりに
  声にならない言葉聞こえた
  あなたをもっと憎みたかった
  残る孤独を忘れるほどに

  よどみない浮世の流れ
  飛び込めぬ弱さ責めつつ
  けれど傷つく心を持ち続けたい

  時は川 昨日は岸辺
  人はみなゴンドラに乗り
  いつかはなれて
  思い出に手をふるの







  







    

  

   

   
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# by f-azumi | 2015-08-30 15:58 | 暮らし | Trackback | Comments(2)

さよならはまた会う挨拶

八月はお休みの風草

一日だけ、風草会のために、美子さんが風草の扉を開けてくれました。


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扉を開けると、そこには大好きな人たちの笑顔。


なんていったらいいんだろう。
その光景はとてもきれいで
うっとりしてしまいました。

それぞれ別々に出会うことはあっても
一度に集まることはない友人たちが
みーんな集まって、拍手でわたしを迎えてくれたのです。

へんな例えなんだけれど(誤解しないでね。ごめんなさい)
天国で再会するときってこんな感じかなっと
思ってしまいました。
だから、とっても、夢のように、みんなの笑顔が美しくてまぶしかったのです。

この土地に来て
この土地でしたさまざまなことがよみがえりました。

人形劇にお話会、

猫のこと、猫展や保護活動
それをつないでいたのは
ひと。ひとのこころでした。

ここにいる
どのひとにも助けられた
だいじなことを共有し、笑ったり泣いたりしたんだな
ありがとう、と心から思いました。

わたしが大好きなテルーの歌をオカリナで吹いてもらったとき
心が空に吹き上げられました。


さよならじゃない。ここにいる人たちとはまた会える。

さよならはまた会う挨拶。

だから、またね、大好きなみんな!

今日来られなかった人も、ちゃんとそばにいるのを感じました。

ありがとう。







  「テルーの唄」

夕闇迫る雲の上
いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中
空を掴んだその翼
休めることはできなくて

心を何にたとえよう
鷹のようなこの心
心を何にたとえよう
空を舞うよな悲しさを

雨のそぼ降る岩陰に
いつも小さく咲いている
花はきっと切なかろう
色も霞んだ雨の中
薄桃色の花びらを
愛でてくれる手もなくて

心を何にたとえよう
花のようなこの心
心を何にたとえよう
雨に打たれる切なさを

人影絶えた野の道を
私と共に歩んでる
あなたもきっと寂しかろう
虫の囁く草原を
ともに道行く人だけど
絶えて物言うこともなく

心を何にたとえよう
一人道行くこの心
心を何にたとえよう
一人ぼっちの寂しさを








   
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# by f-azumi | 2015-08-05 14:42 | 暮らし | Trackback | Comments(3)

向日葵

帰りの高速バスの中

思いだすと泣けてしまうので、

けんめいに言葉をひねりました。

気持ちを鎮めるのを短歌はたすけてくれました。

やったことがないので、出来はともかくとして

小説は長すぎるから、こういうとっさのときは、俳句か短歌ですね。




   <向日葵>


                  
病室に専門用語飛びかいぬ
      患う父は蜂窩織炎(ほうかしきえん)


声ひそめ介護チームが模索せし
      老いたる父の最終航路


ひと椀のアイスクリーム買いに出で
      『永訣の朝』の賢治に出逢う


食細りきつく閉じたる父の口
      甘くとろかすハーゲンダッツ


枕辺のセピアの写真遠き日の
      軍服の父詰襟の父


蒼き山燃ゆる向日葵白き雲
      微熱の父の顔紅(くれない)に


病葉(わくらば)も朽ち葉青葉も紅に染め
      朝陽が渡る雲のきざはし


山鳩の鳴き交わす声天を打ち
      延びたる道は山に溶け行き


再入院覚悟のほどを問われしに
      父を見やれば遠きまなざし


軽トラで訪ね来たりし父の友
      猫と暮らせし九十二歳


幾たびも取り直したるバス予約
      帰路に見えたる月十三夜


彷徨える羊のごとく駅に立つ
      友の着メロ我を見つける


休耕田母が蒔きたる向日葵の
     首をもたげて吠えるがごとく


向日葵と張りあうごとく空仰ぎ
     腕を伸ばして風をとらえる


向日葵は大地に生きた父の花
     夏に生まれて夏を生き抜く


影深く向日葵の熱地に溶けて
     暮れゆく空に光る明星

 

                    
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# by f-azumi | 2015-07-31 21:25 | 暮らし | Trackback | Comments(2)

安曇野

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  母の畑のヒマワリは、花畑と言うよりヒマワリ林になっていました。
  きいろい花のむこうに青空。

  そのむこうには山が見える。

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  父の退院に立ち会うためにやって来た安曇野。

  指折り数えて待っていて、家に帰れたのもつかの間
  
  発熱、倦怠感と、症状が思わしくなく
  
  救急車でまた病院に。

  もう一度病院に戻るわけを父に話した。
 「またすぐに戻れるから。十日になったらわたしが来るから。
  ほらあとこれだけ待てばいいんだよ」
  そう言ってめくった日めくりの厚さ。
  父にとって、二週間はまた百年のような気がするだろうと
  涙があふれました。
  たった一日を「長いな」と何度も口にする父なのです。
  やっとかなった帰宅なのに。

  それでも、ずっと離れていて親不孝だった娘のわたしには  

  一晩と一日、父と過ごした時間が宝物でした。
  
  話はたいしてできなかったけれど。

  何もかもしてやりたかった。

  「わるいな」と言う父に
  泣きそうになってしまうので、
  下を向きながら
  手当やおむつ交換をして
  父にしてもらったたくさんのことを思いだしていました。
  夏休みの工作や宿題帳、いつも手伝ってもらったんだよね、おとうさん。


  ケアマネージャーさんや訪問看護士さん、母に弟夫婦
  遠くから指示を出し続けてくれた、ケアマネージャーの従妹
  ほんとうにたくさんの人が父を支えてくれていた。


  父の小学校の同級生のフリハタさんも軽トラに乗って
  お見舞いに来ました。
  九十二歳でも免許更新。りっぱ。

  同級の男子はあと四人だけ、だそう。
  「父はどんな子どもでしたか?」
  「ああ、よく勉強してたな」
  まだもっと父のことを聞きたかったのに、
  九十二歳の語りはすぐに自分のことになってしまうので
  フリハタさんの暮らしぶりがよくわかりました。
  古文書をひも解き猫とふたり暮らし。
  頭も足腰もしっかりして、ほんとうにうらやましいです。


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  松本の街は観光客や登山客でいっぱいでした。
  それぞれの目的で、ターミナルに集まる人々。
  そこから旅立って行く人々。
  みんな思いは様々。


  引越しと父の病状とが同時進行。
  することがいっぱい。



  暑い、暑い
       夏です。










  
  
  
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# by f-azumi | 2015-07-31 10:15 | 暮らし | Trackback | Comments(2)


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