ことだま
きのう、
生協で買った真新しいスライサーで怪我をした。 きれいな薄切り大根に見とれていたら 自分の親指までスライス。 あっと思った時には 白い大根が真っ赤になっていた。 ぎりぎり縛って半日仕事をして 夕方、また痛み出して救急外来へ。 包帯を取ったらまたひどい事になり 歯を食いしばっての治療だった。 「切った部分を縫えると良かったんですが」と先生に言われた。 どれだけ切ってしまったのか恐くて見てない。 ほんのすこしでも 肉を切るとこんなにいたいのか。 ほんの欠片でも失うということはこんなに 痛いのか。 おやゆびがつかえないと、ものすごく不便。 友人がブログで 「うざい」「きもい」のことばを使う人になじめないと書いていた。 わたしもおなじ。 ずっとたまっていた疲れは「身体的なものが大きい」と思っていたけれど 心の疲れも大きかったのかも、と彼女のブログを読んで思い当たる。 普通の言葉として「うざい」「きもい」と 子供たちが口にするたびに それが自分にむけられていなくてもわたしは辛い。 その言葉の毒は、後でどんなにきれいな言葉で埋め合わせようとしても 残ってしまう。 言葉には言霊がある。 きれいな言葉はまるい。 不快な言葉には角がある。 親から子へ トゲトゲの言葉が伝承され それが当たり前の言葉になっていくのは 本当にいやだなと思う。 同じ理由で流行り言葉にもなじめない。 古臭いのかもしれないけれど。
by f-azumi
| 2011-04-24 10:38
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四匹の猫と暮らしのこと
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