タオと猫の庭

今日は朝から…

がががるるる……
うなり声で目を覚ますと、布団の上でクロがつっぱっている。
わあ、発作だ。

抱え上げてタオルで包み込む。
今日はセーフ。おもらしの前にタオルの中へ。
とはいっても、セーフと言うのは人事情で
当猫のクロの苦しさは、いつもと同じ。
歯を鳴らし、目をむいて、爪でタオルを引っかきまわす。

口をこじ開け、薬を飲ませ
体をさすっているうち、発作はおさまる。

四時半。
がつがつとご飯を食べ始めたクロは、もうひと安心。
遠くの方で低気圧が生まれたんだなと思う。

五時に起きるはずだったので、ひと眠りはあきらめ、
ストーブをつけた。
今日は家主が新潟出張なので、お弁当はおにぎりがいいと言われてた。
ご飯を炊き、しゃけを焼きはじめる。
新潟のアウトドア用品の会社の社長さんのインタビューだそうな。
娘の友人がこの会社のデザイン部門にいて、
とてもおしゃれな製品を作っていると聞いていた。
昨年、この会社所有のキャンプ場で、
いっしょに家族キャンプをした話を思いだし、七時に電話してみた。
朝早い電話に、娘が少し身構える気配。
「ごめんごめん」とおもわず謝った。
話を聞いた娘は「なあんだ…会えるかわからないけど〇〇ちゃんはね…」
と友人の特徴を話し始めた…。

時間が狂うと、行動も少しずつ早送りになっちゃうみたいです。

昨日は、友人に借りたアンソロジーを読んだ。
三島由紀夫、瀬戸内寂聴、河野多恵子、吉行淳之介、吉田健一、有吉佐和子……といった文豪たちの短編集。
短い時間を掬い上げ、場面を独特の語り口と切り口で書いてあって
そのどれもが、濃厚な味つけに仕上がっていた。
名作を読むと、目と心が、ぱっと大きく開かれるような気分になる。
あるいはまた、真っ黒な墨でおおきく「まる!」とおなかのあたりに書いてもらったような。
それともまた、ぴしりと盤の上に決め駒を打たれたような…。

これは自分がもやもやしたものばかり書いたり読んだりしているせいかもしれません。
[PR]
by f-azumi | 2015-03-02 08:10 | 暮らし | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://azumineko.exblog.jp/tb/23733459
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< そとねこさん 松虫寺にて >>


四匹の猫と暮らしのこと