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タオと猫の庭

富楽里へふらりと。

ご縁が重なって、南房総市へ行ってきました。

アイヌ刺繍家の藍美さんを
わらべうた伝承者の明子さんが紹介してくださったのです。

藍美さんのお父さんは

四辻一朗さんと言って、アイヌの物語や絵本を書いていらした方です。

藍美さんの作られる刺繍にも
アイヌの物語が縫い込まれていました。

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わたしは、修学旅行で一度、北海道を訪れたことがあるだけ。

でも印象は鮮烈です。

牧場の柵に手をふれて、感電しそうになったり

コタンの木彫りの方とおしゃべりに夢中になり集合時間に遅れたり

ちょうど誕生日を旅行中にむかえたので

みんなからお祝いしてもらえたり…。

藍美さんのおうちに飾られたアイヌ人形や刺繍を見ていたら

そんなことまで一気に思いだしてしまいました。


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 美しい手仕事を思う存分見せていただき

 美味しい海の幸、畑の幸をおなかいっぱいご馳走していただいて

 それから、とりとめのないおしゃべりや、大事なことをいっぱいお話して

 ものすごく幸せな気持ちで

 帰って来ました。

 千葉から高速バスで一時間ちょっと。
 
 南房総の風もひとも、あたたかかったです。




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柿渋で染めた蚊帳の布をしまうとき

明子さんの口から自然にわらべうたがこぼれました。

三人で布を揺らしながら

「なーみなーみ、わんわちゃくり…」と唄いました。

刺繍された言葉が、波にゆられて、ゆーらりゆらり。

沖縄のわらべ歌です。
by f-azumi | 2015-07-04 11:32 | 暮らし
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