帰省していました。
父の入院が二か月を越えて……
足が動かせないけれど、父はまあまあ元気。
「ここにいたらボケそうだ」
そうだね。でも、ゆっくりして、しっかり治してください。
五月の安曇野は久しぶり。カエルの合唱、山波、雪形
二階のまどから。
夕焼けもきれい。
有明山に「今日も一日つつがなく」と告げると
山はどっしりと受け止めてくれる。
うれしい山の存在感。
同級生のひとみちゃんと「スタジオ―ネ」でランチ。
緑に囲まれたすてきなイタリアン。
食べるのとしゃべるのと二刀流で。
おなかのあとは目にもご馳走しなくちゃ。
安曇野美術館のバラ園に行きました。
美術館から図書館のほうまで
バラの香が流れていました。
実家のキイちゃんも元気だった。
白い峰がしきりに呼びかけてくるけど
もうのぼるのは、無理だろうなあ。
見上げるだけで満足しよう。
お蕎麦を一度も食べなかった信州の旅ってはじめてだったかもしれない。
どこにいても、澄んだ空に、カッコウの声が響き渡っていました。
山も川も田んぼも林も、
どこもかも
安曇野色でした。